お金がどうしても必要な時、まず、家族から貸してもらえるように頼むと思います。
ですが、家族に心配かけられないとか、もうすでに家族から借りていて、これ以上頼めないなど、借りられないこともあるでしょう。
そんな時、家族以外の誰かから借りるしかありません。
友人に頼むなんてことはできない、そうなると、お金を貸してくれる会社に貸してもらえるように頼みます。
お金を貸してくれる会社のことを貸金業者といいます。
貸金業者とは、銀行や消費者金融です。
ですが、誰にでも、いくらでもお金を貸してあげる会社なんてありません。
お金を借りるには、まず、この人にお金を貸すことができるかの審査があります。
収入や現在、お金を他のところから借りていないかで審査をしていき、その結果をもとに貸す金額と金利を決めていく流れです。
ですが、審査には会社ごとに一定の基準をクリアしないとお金は借りれません。
仕事を現在していなくて収入がなかったり、他のところから借りている金額が大きすぎたり、よくあるのが、以前借りていたお金を返すのが遅れたことがある、という場合には審査が通らず、借りれない場合があります。
それでも、お金がどうしても必要な時に、貸金業者のような厳しい審査がなく、お金を貸してくれるところがあります。
それが、「闇金融」、よく「ヤミ金」といわれるところです。
ヤミ金の審査は、一般的に顔写真付きの身分証などで身元確認がとれ、収入があり、そして、家族などの連絡先があればOKなところがほとんどです。
貸金業者のように、他のところからどれくらいお金を借りているかとか、以前、返すのが遅れた事がないかとかを調べられないので、貸金業者と比べると借りやすいです。
では、最初から審査通りやすいヤミ金からお金えお借りればいいじゃないか、ちゃんと返せばヤミ金から借りてもいいじゃないか、と思うかもしれません。
「ヤミ金」というくらいですから、なんとなく関わらない方がいい、というイメージがあると思いますが、なぜヤミ金から借りない方がいいのでしょうか。
そもそもお金を人に貸して、利息を付けて返してもらう、ということするには、国から許可をもらい、登録をしないとできないことです。
ですが、ヤミ金は、この許可もなく、登録もせずに貸金業を行っています。
そのため、高金利でお金を貸してきます。
「トイチ」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは10万円を10日借りたら、1万円の利息をつけてくる、というもので、これはヤミ金の手口です。
そしてなにより、利息だけをとり、借りた金額を返済させないという手口を使ってきます。
高金利でお金を貸し、返済日には利息だけを回収する、そうすると、いつの間にか借りた金額よりも大きい利息を払ってしまう、という結果になります。借りた金額を返そうとすると、連絡を取れないようにしたりとか、また、もっとお金を貸してこようとするので、ここも要注意です。
ヤミ金は、一度借りると、後に引けなくなるほど、利息だけで借りた金額はどんどん膨れ上がり、いつ完済できるか、先が見えなくなってしまうことがあります。
ヤミ金に借りる前に、もう一度、貸金業者から本当に借りれないのかきちんと調べましょう。
基本、ヤミ金からはお金を借りることは良くないです。
お金で困ったことがあれば、専門家などに相談してみると、自分の知らない方法を紹介してもらい、将来が明るくなっていくこともあります。